近年、AIがなんと絵を描いたり小説を書いたりするなど、まるで創造性のようなものを発揮し始めています。
しかも、その出来栄えは人間の作品と見分けがつかないほどクオリティが高いのです。
こうした中で気になるのは、これからの時代、普通の人がどうしたら独自の才能を発揮できるのか?
AIが生み出す作品は、人間の作品と見分けがつかないくらいだよ〜
結合的創造性
イギリスの哲学者であるマーガレット・ボーデンは、創造性を三つの形態に分類したんだ
一つ目は、結合的創造性です。
これはいわば、組み合わせのことです。既存のものを組み合わせるだけで創造性は発揮できるのです。
異なるアイディア、概念、または領域からの要素を組み合わせて新しい発想や製品を生み出す能力を指します。
独自の視点から複数の要素を結びつけ、新しい価値を生み出します。
AppleのiPhoneは、携帯電話、音楽プレーヤー、およびタッチスクリーン技術など、複数の異なる概念を組み合わせて生まれた製品であり、これが結合的創造性の成功例と言えます。
探索的創造性
探索的創造性は、未知の領域や新しいアイディアを見つけ出す能力を指します。
これは通常、既知のパターンやルールにとらわれず、新たな結びつきやアプローチを模索することを意味します。
音声アシスタント(例: Amazon Alexa、Google Assistant)と家電製品を連携させ、ユーザーが声で家電を制御できるようになりました。これは従来の家庭のあり方に対する新しい発想として、探索的な視点から生まれたものです。
将棋の新しい定石を発見するみたいだな
変形的創造性
変形的創造性は、既存のアイディアや要素を変化・変形させ、新たなコンセプトや価値を生み出す能力を指します。
写真共有アプリが最初はシンプルな機能だけを提供していたが、編集ツールやストーリー機能を追加することで、新しい使い方や楽しみ方が生まれ、アプリ自体が変形的創造性を発揮しました。
将棋でいうと、ルールをまったく変えてしまって別のゲームにしてしまうようなものだな
まとめ
新しいものでなければ、本当の創造性は生まれないし、何か新しいアイデアや価値がなければ、ただの風変わりなものにしかなりません。しかし、本当におもしろいと感じさせるのは、驚きが不可欠だと言えます。
これまでになかったアプローチや発想、それがここで言う「創造性」なんだと考えられます。単に新しいだけでは不十分で、その新しさに「すごい!」と思わせる何かが必要となります。
それが、本当の意味での創造性なのだと感じる瞬間です。
だからこそ、私たちは常に自分の中の常識や枠を超えて、新しい可能性を見つけ出す努力を怠ってはいけません。
何かが本当に面白いと思える瞬間に出会えるかもしれないですからね。
その驚き、そこに真の創造性が息づいているのだろう。
日々、いろんな角度から想像してみよう!
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