投資先を選ぶとき、私が大切にしているのは「今後の社会にとって必要不可欠な存在かどうか」です。単なる一時的なテーマ株ではなく、世界の構造的な変化を背景に長期的な需要が見込める企業。
そうした観点で私が注目しているのが、カナダのウラン大手 Cameco(ティッカー:CCJ) です。
この記事でわかること
・なぜ私がカメコ(Cameco:CCJ)に中長期投資しているのか
・「AI革命」と「エネルギー革命」を重ねて見ている私の考え
・原子力・ウラン市場の追い風とCamecoの強み
1. AI革命で見えた「不可逆な変化」
私は生成AIの広がりをリアルタイムで見てきて、「最初は一部の人しか使っていなかったのに、いつの間にか社会インフラになっていた」この感覚を強く覚えています。

同じことがエネルギーにも起きていると感じます。再エネだけでは安定供給が難しく、CO₂も出さないとなると原子力が再評価される流れはもう止まらない、これが私の確信です。
2. Camecoは「燃料のインフラ」を押さえている
AI革命の裏側ではデータセンターやGPUが爆増し、半導体の供給を握るTSMCやNVIDIAが勝ち組になりました。
同じ構図で、原子力には“燃料”が必要です。

Camecoは世界最大級のウラン供給者であり、採掘から精錬・燃料加工まで一貫して手がけています。
私はここに、半導体業界で起きた「供給網の要」を握る強みを感じています。
3. 需給の潮目を私は「肌で感じている」

ニュースや統計を追っていると、ロシア産ウランの地政学リスクや欧州・日本での原発再稼働など、明らかに空気が変わってきています。
過去10年はウラン価格が低迷し、新規開発が抑制されていました。その反動でいまは供給不足が顕在化しつつあります。
世界原子力協会(WNA)は「2030年代にかけて需要が大幅に増える一方で、供給が不足するリスクがある」と複数のレポートで示しています。
まとめると、
「過去の低価格による供給能力の縮小」と「再稼働・新規建設による需要拡大」が同時に起きており、その結果として 供給不足懸念が価格や契約動向に表れている、というのが根拠になります。

AI革命前夜にGPU不足が起きたときの既視感そのものね。
4. 短期ノイズより「10年後の必然性」に賭ける


株価は短期的に動きますし、政策も変動します。それでも私は、10年・20年スパンで原子力の必要性は高まる一方だと考えています。
だからこそ、Cameco(CCJ)のように供給をリードする企業に、今のうちに長期でポジションを持つ意味があると感じています。
まとめ


私は投資を「未来に賭けること」だと思っています。
AI革命のときに、GPUというインフラを握った企業が勝者になったように、エネルギー革命においても“供給の要”を握る企業が勝つ。
その代表が Cameco(CCJ) だと私は考えています。だからこそ、この銘柄を中長期で保有する覚悟があります。
というのも、投資を始めたばかりの初級者ほど短期トレードでは勝ちにくいです。一時的な値動きに翻弄されるよりも、大きな需給の潮流に乗って長期で構えることが、最終的には成果につながると私は信じています。
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